光線療法について

 

光線療法の定義

「保険と治病の目的をもって、赤外線と可視光線と紫外線を同時にまたは単独に応用して施術をなすもの」


「もし太陽がなかったら・・・。」

 太陽系は今から50億年前に生まれ、そして太陽光線の作用で地球に生命が誕生しました。太陽の表面温度は約6000℃と実に膨大なエネルギーが放出されています。
 太陽エネルギーなしで生命の発生・進化はありえません。植物が成長するのに必要なものは何でしょう。水と炭酸ガスと土(養分)、そして「光」です。動物はその植物を食べ、またその動物を肉食動物が食べます。つまり食物連鎖を含めて地球の生態系は、太陽エネルギー(光エネルギー)のもとに成り立っているのです。
 
 それ以前に太陽の光が地球に降り注がれなければ、たちまち地球上の生物は死に絶えてしまいます。朝もなければ気温も季節もありません。この点を私たちは再認識する必要があります。
 普段の暮らしの中で日光または光に対して無頓着であるばかりか、逆に日光(紫外線)は危険だという風潮がありますが、光の特性を正しく知ることが人間の身体についても非常に大切なことだと考えます。

 光線療法は、光の特性を応用し天候や季節・時間を気にすることなく、継続的に安定して人工的につくりだした日光にきわめて近い光線を、人体に照射する目的で発案された自然療法です。
 その起源は1893年にデンマーク生まれのニールス・フィンゼンが、世界で始めて太陽光線と同じ連続スペクトルを強力に放射するカーボンアーク灯(フィンゼン灯)を考案し、それまで不治とされていた「尋常性狼瘡(結核菌が直接皮膚を侵し組織を破壊する結果狼に噛まれたような傷になることから名づけられた)」を治癒させたことから始まります。
 フィンゼンはこの功績により1903年にノーベル医学生理学賞を授与され、それゆえ後世の人々はフィンゼンを「光線療法の父」と呼んでいます。





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