赤外線

 
 1800年にイギリスのウイリアム・ハーシェルが、太陽スペクトルの色温度を寒暖計(ボロメーター)を使って測定していた際に、肉眼では見えない虹の赤色の外側で温度が上昇する事実を偶然発見し「赤外線Infrared ray」の存在を明らかにしました。赤外線を別称「熱線」と呼ぶのは発見の経緯から名付けられたものです。

主な特徴

  • 目に見えない
  • 波長が長い
  • 透過力が強い
  • 温感がある
  • 血流循環を促進する
  • 痛みをとる
  • 深部温熱作用がある
  • 赤外線の波長は800~5000nm(ナノメーター) 1nmは10億分の1m

赤外線の役割の第一要素

 一般的に「血行を良くする」とか「血流の改善をする」という言葉はよく耳にします。すなわち血流が身体中を巡り組織・細胞を栄養しているわけですが、赤外線はこの血流の循環を促進する働きがあります。光線治療の第一要素として全身の血流を増やし、末梢毛細血管レベルまでの血流を改善し生理機能全般をレベルアップする大きな役割を果たしています。
 重度の冷え症に対しても鍼灸治療に優る治療効果がみられます。