赤外線の発見を契機に虹の紫色の外側も検証されましたが、温度を感じる光線は検知されなかったため当初紫外部に光線はないと考えられていました。しかし赤外線発見の翌1801年、ドイツの医師リッターやイギリスの物理学者ウォラストンが紫色の外側にも肉眼では見えない「紫外線Ultra
Violet ray」の存在を発見しました。
紫外線
主な特徴
- 目に見えない
- 波長が短い
- 殺菌作用がある
- 体内にビタミンDを生成する
- 熱作用・透過力がない
- 波長の長い順にUVA・UVB・UVCがある
- 紫外線の波長は300~400nm(ナノメーター) 1nmは10億分の1m
- 骨密度向上・骨折の早期回復に有効
- アトピー性皮膚炎・水虫などのかゆみを緩和・消失させる
紫外線の是非について
紫外線が与える悪影響を証明する実験が行われてきました。しかしその方法は常識を外れた実験条件や環境下で行われたものが多いのです。
たとえば紫外線が網膜に損傷を与えるという報告は、鎮痛剤をうたれたサルのまぶたを金具でこじ開け、瞳孔を目いっぱいひろげた状態で2500wの光を16分照射するという実験での結果です。また白内障と紫外線の関係を証明する実験もこの類です。動物の皮膚を大量の紫外線で焼き、皮膚がんと紫外線の関係を結びつける研究もなされています。
このような異常な条件下で導かれた結果に左右されるべきではないのではないでしょうか。日光で人体に有用な要素は有益な波長域の紫外線であり、不可欠なものであることは紛れもない事実なのです。有害な紫外線と有益な紫外線に対する正しい知識を持ったうえで、現実的に判断する必要があります。
紫外線の正しい認識
光線全身照射でお顔に光線をあてる必要がある場合には、素肌に光をあてた方がより効果的なのでメークを落としてから光線を照射しています。これは日焼け止め化粧品が有益な紫外線を遮断してしまうためです。
サンブライドムラタ・ゴールデンエステ・サンブライドロゼでは、お肌のお手入れをおこなっており多くのお客様に喜んでいただいています。その中でサンブライドレンにも通っていただいている方たちは、光線全身照射治療で花粉症や婦人科疾患などで、お顔に光線をかける際には一度メークを落として素肌に直接光線を当てて、治療後引き続きお肌のトリートメントを受けていただくようにしています。その後ふたたび日焼け止めメークをして、屋外の有害な紫外線を遮断するようにしています。
光線治療から放出される有益な紫外線はしっかりと浴びて、野外の有害な紫外線についてはしっかりと防御する必要があります。