全国光線普及協会発行「光線療法体験集」より抜粋
症例1 アトピー性皮膚炎 愛知県瀬戸市 Nさん
「体質改善のために光線治療を・・・」
生後2ケ月頃長女の顔全体が赤くなり湿疹ができました。アトピーと診断されステロイドを使用するきっかけになりましたが、3ケ月位で湿疹も消えて長女の肌もきれいになりました。その後、しばらくは湿疹もでることがありませんでしたので、治ってしまったものと安心しておりました。
ところが中学2年の頃、手の指に少しずつ湿疹がではじめ、瞼・首・肘に広がってきました。皮膚はカサカサになり痒みも増し、どうしても掻いてしまいます。掻いたあと皮膚はジクジクして血がにじみ、痛くて長女は顔をゆがめ、ジーツと我慢をしていました。
なんとなく手の指が細くなってしまったように思えました。この頃にはまたステロイドを使用するようになり広がっていく湿疹を治そうと塗る回数も増えていきました。湿疹が顔に広がっていくと顔を気にしたり、人前で手を出すことも恥ずかしいと悩みはじめ、鏡で顔を見たり手を見ては不安な気持ちを話してくれました。そんな長女に私は言葉で励ます以外悩み苦しんでいる気持に応えてあげれませんでした。ただ長女がいつも明るく前向きに考え過ごしている様子にホッとしたり、反面先のことが心配でなりませんでした。
長女も今年20歳を迎え来年は就職です。他に治療方法もわからないまま6年が過ぎました。気持ちも焦り、精神的にも辛い日が続いていた時、光線に出会いました。
院長先生からは、「ステロイドを長期間使用していたことで陽性反応がどれほどでるかわかりませんが、絶対に副作用もなく心配もありませんので、安心して治療をして頂けます」とお聞きし、機械を1台お借りしました。
光線をかけるようになり約10日位で陽性反応が出ました。顔全体が張れ1週間ほどは日も開けることができなく口もスプーンがやっと入るぐらいしか開けることができませんでした。肘の上から指先まで真っ赤に張れ皮膚が見えないほどの湿疹と、カサカサで肘も指も曲げることができず特に手は赤くて薄い皮膚のところが破れそうでした。
陽性反応のひどさに長女は不安と恐怖で夜はほとんど眠れなくて泣いていました。1週間が過ぎた頃には口も目も少しずつ開けられるようになり学校の先生、友達に励まして頂きまだ顔はリンパ液の臭いも気になるようでしたが手と肘に包帯を巻いて学校へ出掛けるようになりました。
光線をかけ全身照射も加えて5ヶ月湿疹も痒みもほとんど無く今は体質改善のために光線治療を続けています。本当に光線に出会えてよかったとうれしく思っています。院長先生、スタッフの皆の暖かい心に支えられ長女も苦しいこと辛いことを一つ一つ乗り越えることができました。心から感謝しています。